伝統芸能のご紹介 その1

あまり、というかほぼ見る機会のない。そんなレアな「山村の伝統芸能」が只見の雪まつりではご覧いただけます!

ただ見るだけでもすごく感動しますが、ここではその背景なども掘り下げてお伝えいたします。
バックグラウンドも知って、当日は伝統芸能をさらに深くお楽しみいただければ幸いです♪

小林早乙女踊り – 2/10(土)12:30~、2/11(日)11:00~

只見町 明和地区に位置する「小林集落」。ここでは県重要文化財に指定されている伝統芸能「小林早乙女踊り」が行われています。

小林早乙女の由来

只見町は奥会津の中でも一番奥に位置し、自然にあふれ、農業が盛んなところです。
そこに住む人々は昔から、稲作を中心とした農業で生計を立ててきました。むかし、この会津地方は6月のはじめから9月のはじめころまで気温が低く、冷たい雨が降り続き大凶作となりました。集落の人々はこのような凶作が2度とないようにとの祈りをこめ、旧正月14日の夜、作立祝いとして今年の豊年満作と村内の家内安全を祈念して、若連中が主として踊られていたのがこの「小林早乙女踊り」と神楽です。

男性が踊る!?

「小林」というのは地名、「早乙女」というのは田植えをする若い女性のことを言います。ということは若い女性が踊るのかな?と思いますが、なんと小林早乙女では男性がこの格好をして踊るのです。明治の初め頃になって「女性が踊ると不作になる」という年があり、以来男性が女装して舞うようになりました。若手の男性を若い娘2人と見立て踊り子とし、道化と晴れ着でうたにあわせて身振り手真似面白く、稲の種おろしから田植えまで作付けを踊ります。

昔は「五穀豊穣」と書いた紙札を各戸に配ったと言われますが、現在は「家内安全」「ご商売繁盛」「増収百万石」の3種のうち生業に合ったものをそれぞれ1枚配るようになりました。昭和35年9月に保存会が結成されてから毎年欠かさず続けられています。

雪まつりでは雪でつくられたステージ上で、この小林早乙女をご覧になることができます。

(参考 小林早乙女踊りパンフレット)